グリーンウォッシュのリスクが高まっています
グリーンウォッシュとは、「エセ環境アピール」と呼ぶのが一番わかりやすいかもしれません。企業などが環境アピールをする際に、その実態が伴っていないことを指します。
近年、環境問題やSDGsが話題となるなかで、環境に配慮したとする広告や対外アピールが増加しています。そしてそれらは、顧客や投資家への訴求となり、企業のブランドイメージに大きく関わっています。しかし、現在、多くの企業が「グリーンウォッシュではないか」という指摘を受けているのも事実です。
実際に、日本では環境省のグリーンボンドガイドラインにおいて『グリーンウォッシュ債権が市場に出回ることを防止』という記載がされたり、イギリスではグリーン・クレーム・レコードにより表現指針が定められたりと、グリーンウォッシュを懸念したルール作りが始まっています。
企業は、自社のブランドイメージが大きく毀損してしまうことを避けるために、グリーンウォッシュには十分注意しなければなりません。
環境取組を「価値」に変えるために
グリーンウォッシュかどうかを判断することは難しい
しかし、グリーンウォッシュをなくすことは、現状とても困難です。
- 専門外の人間では、利用されている環境表現が正しいかどうかの判断が困難
- 環境表現に使う定量データが合っているかどうかの検証ができない
- 現在、環境表現をチェックしにいく動きが少ない
上記のような理由があるため、結局、えいやで出した表現が独り歩きし、将来にその責任を負わなければならない瞬間がやってきます。
グリーンウォッシュチェックにより、攻めの環境経営を
グリーンウォッシュを完璧に回避することは困難です。
しかし、グリーンウォッシュを恐れて何も発信しないことのほうが、サステナブルな社会の実現にはマイナスになると私たちは考えています。
私たちは、科学的な根拠を背景に、定量的、定性的観点の両方から、企業の正しい消費者コミュニケーションをお手伝いします。
自社の広告表現に少しでも不安がある方は、ぜひお問合せください。