ライフサイクル解釈に重きを置き、
「妥当かつ明瞭に」環境影響を評価します。
「本当に環境にいいの?」「どの程度CO2を排出しているの?」といった疑問に答えることができます。
環境影響評価に使われる最も基本的な方法論であり、カーボンフットプリントの取得などにも用いられます。
スコープ3とは、企業の事業活動に関連した間接的な責任範囲のことを指します。
企業のGHG排出量などを把握するときは、「サプライチェーン排出量=Scope1+Scope2+Scope3」の式で計算をすることができます。
いいえ。
LCAでは「エキスパートジャッジ」と呼ばれる評価者の主観に依存する判断が多数存在します。そのため、LCAの評価方法によっては数倍も値が変わってしまう場合があります。
実際に私たちがLCAの結果をチェックした際には、明らかなミスを発見することはもちろんのこと、妥当とはいいがたい算出方法をとっているケースが散見されます。
はい、可能です。
目的に応じて、「スクリーニングLCA」と「エキスパートLCA」を準備しています。
スクリーニングLCAは、全体感を把握するために「数値を出すこと」が目的です。
一方、エキスパートLCAは、「妥当な数値を出すこと」や「数値により何かを表現すること」など、数値を用いて何かをすることが目的となります。
その意味で、既にLCAをするメリットや用途が決まっている方はエキスパートLCAを、とりあえず現状把握からしたいという方はスクリーニングLCAをお勧めしています。
スコープ3算定のためには、企業活動に伴う「ものやお金の入出力データ」が必用です。
弊社がおすすめする簡単な算定としては、会計ソフトの決算データを活用する方法があります。弊社で原単位化した会計ソフト用の係数を用いて、スコープ1~3を算定することができます。
また、より詳細な算定のためには、物理データを頂きます。たとえば、飛行機での出張に関しては、実際のルート・クラス等を反映させることでより妥当な算定を行うことができます。
これらのデータ提出に関しては、画像データ、Excelデータ、csv等どのような形式で頂いても構いません。
スクリーニング結果の報告までに1~2か月、最終的なLCAの結果報告までに2~6か月が目安です。
もっとも時間がかかるのは、お客様によるデータ収集によるものです。既に電力データや製造データなどをお持ちの場合は、時間を短縮することも可能です。
はい、問題ありません。お問合せ時点でLCAに関する知識がないお客様も多数いらっしゃいます。
現状で評価の目的がはっきりしていない場合でも、アドバイザリーを通して一緒に目的や用途を設定するところからお手伝いが可能です。
IDEAや3EIDが基本となりますが、どの二次データを活用すべきかは目的により異なります。
また、権利の関係上、お客様が計算の内訳を確認したいかどうかにもより替わります。
結果、金額や算定時間、内生化の可否などに関わってくるため、二次データの選定は一緒に進めていきます。