電力の環境負荷低減が求められている
上図右は、日本の2019年の電力MIX実績値と2030年の電力MIX見通しを示したものです。
重要なポイントは、2030年の電力MIXは、様々な仮定が達成された場合の目標値としての設定となっていることです。その場合においても、日本の電源構成の約4割は化石燃料由来の電力が占めるため、国全体として電力の脱炭素化を達成することがどれだけ難しいかがわかるでしょう。
そこで、産業部門から率先してエネルギーの環境負荷を下げるRE100の重要性がより高まっています。
RE100に早く取り組む価値
RE100を1つの企業が達成することは、実はそこまで難しくありません。
なぜなら、電力には色がないため、先ほどの電力MIXの上澄みだけを利用するようなことが可能だからです。しかし、日本全体での電力を見ると、どうしても調整電力やベース電源が必要であり、どこかで化石燃料は利用されています。
現状、再生可能エネルギーの枠はまだ残っている状態であり、企業が自社分の電力を再生可能エネルギーとすることはそこまで難しくはないでしょう。
しかし、今後そのような需要が増え上澄みがなくなってきたとき、残った枠の取り合いとなることが想定されます。
ゼロックのRE100支援内容
RE100は多くの場合、「絵に描いた餅」になりがちです。
私たちは、実現可能性の高い計画立案に加え、再エネ推進に関する政策エンゲージメントの実施や消費電力量、再エネ率の進捗を細かくマネジメントすることが可能です。
特に、太陽光発電システムにおいては、設計・調達・施工・申請まで一貫したサポートを実施しており、地方自治体の補助金を活用した導入支援も可能です。
また、再エネ電力購入証書の購入やリバースオークションやブロックチェーンを活用したスキーム構築など、再エネ自家調達も支援いたします。
RE100達成の流れ
RE100実現にあたり、まずは自社の関連データを収集し整備する必要があります。その上で、再エネ100%の達成に向けて、ゴールまでの道筋を最短距離で進む方法を確定します。
RE100に向けた取り組みは、導入後いかに継続するかも重要となります。私たちは、エネルギー業界のつながりをいかし、都度発生する問題に対応します。
STEP | 内容 | 詳細 |
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1 | データ整理 | RE100の達成にあたり、まずは関連データの収集、整理をします。適切な現状分析からゴールまでの計画を設計します。 |
2 | 調達手法決定 | 整理した現状と目標をつなげるために、予算や社内リソースに合わせた最適な調達手法を検討・採用します。 |
3 | 再エネ電力調達 | 太陽光発電の導入など、実際の調達を通じて既存電力の再エネへの移行を進めます。 |
4 | 定期進捗確認 | 計画の進捗確認を行いながら、コスト、環境負荷の側面から適宜計画の見直しを検討します。 |