第18回LCA学会企画セッションで「材料代替効果定量のためのLCAの課題」を発表します

第18回日本LGA学会(2023年3月8日~2023年3月10日)の公募企画セッションにおいて、当社代表松井が「材料代替効果算定ツール」の報告と総合討論を行います。

セッション参加希望の方は、日本LCA学会ホームページをご確認ください。

セッション名材料代替効果定量のためのLCAの課題
時間2023年3月10日(金)13:20~14:40
オーガナイザー産業技術総合研究所 田原聖隆
東京大学 醍醐市朗
報告時間的空間的にシステム拡張した材料代替効果定量のためのLCA手法の紹介
-産業技術総合研究所 田原聖隆

材料代替効果算定ツールの紹介
-株式会社ゼロック 松井大輔

高強度化による輸送機器用構造材料の軽量化は、輸送機器の燃費向上に寄与する。自動車では、その構造材料をハイテン、アルミニウム合金、マグネシウム合金、CFRPなどに代替することにより、軽量化することが検討されている。しかしながら、材料の生産あるいはリサイクルによって誘発される環境負荷と使用時に削減される環境負荷のライフサイクルを通した評価が望まれる。そこで、新構造材料技術研究組合(ISMA)において「新材料の材料代替効果定量技術の開発」のテーマで、自動車のライフサイクルでの環境負荷の最小化を目指すため、材料選択時点において候補材料を比較できる評価手法を開発してきた。さらに、開発した高機能材料の社会実装による時間的かつ空間的に拡張したバウンダリでのライフサイクルでの環境・経済・社会に対する影響が材料開発の現場で見える化できる評価ツールを開発した。
本セッションでは、開発した手法ならびにツールについて報告し、ライフサイクル思考の観点から考慮すべき項目、評価尺度、結果の表現方法について会場にて議論する。

セッション概要